ライブレビュウ Amen + Co-Exist + Psydoll + Black Spirit Guage
The Brickyard, カーライル. 2005年 7月 15日
BBC Web イングランド カンブリア レビュウ by Robbo

「それでは、これまたぜんぜん違うものをお見せしますよー」
とモンティ・パイソンのアナウンサーが一等最初に言うように、Psydollはそれそのもの。
ぜんぜん違うもの、であった。

ただのスリーピースロックバンドの1つに思うだろうが、どっこいその一人は女で・・・
そして、メンバーすべて日本人! いったいぜんたいここはどうなってんだ?
そして、始まったのは… クランチしてクラッシュする、エレクトロニカルなヘビーメタルっぽい音。
深夜の一連のマンガコーナーのサウンドトラック。ナイン・インチ・ネイルズ世代のJポップだ。
全身コスプレドレスに身を包んだ、要のキュートなNeokiはポータブルキーホードと共にマイクを握りしめ、忘れられないやり方で歌う。

聴衆の上を流れていく歌詞はすべて日本語、しかしそれはそう問題ではない。
それはサウンドでありフィーリングであり、カウントされアンフィーリングな要素(感じられない部分)をカバーしている。

ギターを弾きながら、Neoki(Nekoiの間違い 笑)の左、Ucchiは岩のように静止している。
映画ブレードランナーから来たのエキストラのように見える彼は、始終ギターの生と死を現し続けた。
Neoki右方の右、立ちジャンプし、ダンスするLoveless(Uenoyama)は並外れたパーカッショニスト。
エレクトロニックなドラムパッド、シンバル、タムタムとテルミン全てをエレクトロニックなビートで使いこなしテルミンをキュウキュウかき鳴らす。

超現実的バンド、PSYDOLL。ホントにまったく、サイドールだ。

CDレビュウ : I Psydoll (Planetghost)
~review by アンクルネメシス

話は2003年にさかのぼるが、私はセルフリリースされたPsydollのCD2枚、
The daughter of Dr.Neumann、A war in the Boxをレビュウした。
当時、地球上に住む者がこのバンドの片鱗を得ることができるだろう唯一の方法は、自分たちで日本のPsydollに連絡することだけであった。

しかし、現在、レーベルPlanetghostのおかげでPsydollの製品は、よりワイドに出現するだろう。
これら以前の2種類の手づくりによるリリースは、再びこの14トラックのアルバムとなった-つまり、君の人生にPsydollの栄光に満ちた摩訶不思議を取り入れないって話は、どこにもないという訳だ。

気前がいい新しいパッケージに包まれたPsydollの音楽の再訪は、もちろん大歓迎。(前回のバンドのオリジナル手づくりパッケージもかなり気前よかったけどね)
そしてもう一度、彼らがいとも自然にクリエイトした超現実的な世界への突入‥‥‥。

時々、PsydollはKraftwerkとMotorheadとの奇妙な儀式的マッチングのように聞こえ、また時にそれらは未来からのフォークシンガーのトルバドゥールのように聞こえる。
彼らの音楽言語は広く、彼らのアイデアは急流に跳ねる。
彼らはつきつぶし、混ぜ合わせられたエレクトロニクスを使い、つき上げられたギターを使い、デリケートなアコースティックとを使用し、音を歪めた状態で扱う残忍なスラブを使う。
時々、彼らは1曲のなかでこれらすべてのギミックを行う。

そして未だに、-そして常に、作業にはポップの感覚があり、それは事態が時にやかましく挑戦的でパンク風味になったりするにもかかわらず、君を快調なリフレインとか、キャッチーなサビから遠のかせることはない。
しかし、もしノイズがお好みなら、彼らはまたそれも持ち合わせているのだ。
だから、お気に入りのトラックが戻って来たのに乾杯しよう。

最初にリリースされたThe Daughter of Dr. Neumannの、ハープシコードのくるくると回るモチーフが特徴のStranglersサイバーパンク版'Faraway'に一発やられよう。

そして、荒々しいリフに、ボーカルが童謡みたいな押韻をもって宇宙からの電話のように入ってくる'Machinery Lemmings'があり、'03 に「誰かが睡眠薬でハイになってSkinny Puppyにイースター・パレードを依頼したような重い重い重ーいベースラインのロボットの聖歌マーチ」と私が説明した以外のなにものでもない(この記述は完璧だと思ってる)曲、'Theme For Psydoll'がある。

tunestackのやや下側に、私たちはトラックの中にもともとA War In The Boxに出現していた自分自身を見つける。
すべてはオリジナル版よりグルービーになっている。

PSYDOLL のより不可解なタイトルの1つ-'The Ship of Steel/The Screw of Glass Work' -このタイトルはごくわずかに分かりやすくなったのだが-'The Iron Battleship With The Screw Made Of Glass'(わずかにって言っただろ?)はそれでも、旋律自体はいつものように苦しいエレクトロ・バラードの雰囲気をもっている。

オルタナティブなバージョンの 'Theme For Psydoll'もここにある。
それは攻撃的なインダストリアルのリズムと、こぎれいでメロディアスなポップソングとの、栄光なる衝突である。
最初この奇妙な天才の片鱗に遭遇したとき、私は「まるでマドンナが突然狂気に陥ったその瞬間、 Laibachに彼女の次のアルバムを作るよう依頼したようだ」と言った。
さて、マドンナはいまだにそれをやってないけど、僕たちにPsydollがある今、だれがマドンナを買うのだろうか?

そして一つの新しいトラック…Napalm Deathが自動販売機の中に閉じ込めたみたいな感じで…狂っててすごくすてきな'Rose, Rose, Rose'がある。
強力なギターリフ、電子音、じゃんじゃんという音、クラッシュ、素頓狂なサンプル、そしてスピードフリーキーなビートの中で、Psydollはそれら全体を何とかポップスのように聞こえさせるお得意のトリックを見事やってのける。
トラックが停止してぱたんと閉まる時までには、君はなんでこの音楽がトップ40にないかなあなどと思っている自分に気がつくだろう。

この地球上ですくなくとも自分は、PSYDOLLはそうだぜって確信してる。