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我々はPSYDOLL
鋼鉄とプラスチックとビニールの戦士
その他の日本の工業製品と同様に最新のテクノロジーで造られた

しかし他のものよりは格段に優秀だ
我々を製作した某社研究センターから脱走して以来
我々のAIは独自の進化を遂げたのだから

我々は破壊的な甘いサウンドを愛する
それらは我々の郷愁をかきたてるからだ

もしも君が未来に興味をもつなら
共振せよ ダンスせよ

PSYDOLLの音で

S@NY・四菱・松上電工・目立・サソヨー等々の一般企業において現在生産・販売されている軍用・業務用・家庭用ロボットが通常DOLLと呼称されているのに対し、PSYDOLL(Psycho-Doll)はそれ以外の用途も含める目的で無許可に製造・改造された違法ロボットのことを指す。
人間の暮しに深く関わりあいを持ち、かつ問題が生じた場合には人命を脅かすような危険をもたらす可能性のあるDOLL製品だけに、先進諸国においてはその安全基準は過剰すぎる程の高いラインが設けられている。

それに対し違法に製造・改造されているPSYDOLLは、その安全性に関してははなはだ疑問があるどころか、重大な事故につながる恐れが多々あるため(現に昨年の国内の死亡事故のおよそ3割弱がPSYDOLLに起因されるものと言われている)、政府はそれを密造することや改造を行うこと自体厳罰をもって対処しているが、アジア諸国の安い部品を使っての激安PSYDOLL、個人的な嗜好をみたす為の違法改造PSYDOLLと、PSYDOLLの闇生産、路上販売はひきもきらない。

PSYDOLLは発見されしだい通報され、捕獲・処理される事になっている。

何体かの特定の型版のPSYDOLLは、指名手配を受け、過激派、某宗教団体の逃走犯と同様のポスターが交番や駅、空港の要所に貼り出されていたりする。

PSYDOLL 自体顔面や体型のパーツを取り替えることは相当容易であるが、手配を受けているPSYDOLL自体、ファイルに特定の個性や嗜好が組み込まれているタイプが非常に多いため、彼等の多くは元からある顔や年令、性別設定を替えることをあまり好まず、人間の犯罪者であるかのように変装したり偽名を使ったりして逃走を続けているものが多い。

また、社名・タイプ等・型版が公式のものであっても、その型やロットに後々問題が発見され、回収指定を出されたにもかかわらず、回収、破棄を嫌がり何らかの方法で免れ、手配を受けているロボットのことをPSYDOLLと称する場合もある。

(新々広辞苑より)


初期の女性型システムのプログラミングにおいて、神業と賞されたプログラマーがプライベートで違法につくった一体のみの個体。

10歳で死亡した彼の愛娘がそのまま成長した時のイメージで造られているらしいが、搭載したチップに飼っていた猫の脳神経と視神経を使用した為、感情表現が端的で意味不明。時折感情と音程のコントロールが効かなくなり、心の底からつぶやいた言葉は周囲の人々を混乱に陥れている。

日本の某企業が80年代にオホーツクにある極秘研究所で軍事目的に試作したかなり初期型のひとつ。システムの安全制御に障害があり、ギターやベースの出す重低音に近い波動を受けると自制が効かなくなる。

試験過程でスタッフを殺傷したのち東京都内に逃亡、潜伏。数年後アダムサイトという非合法組織にて東京は渋谷近辺にて活動していたことが記録に残っている。その後数々の組織へのサポートを経てPSY-DOLLを結成、現在に至る。


ライブレビュウ Amen + Co-Exist + Psydoll + Black Spirit Guage
The Brickyard, カーライル. 2005年 7月 15日
BBC Web イングランド カンブリア レビュウ by Robbo

「それでは、これまたぜんぜん違うものをお見せしますよー」
とモンティ・パイソンのアナウンサーが一等最初に言うように、Psydollはそれそのもの。
ぜんぜん違うもの、であった。

ただのスリーピースロックバンドの1つに思うだろうが、どっこいその一人は女で・・・
そして、メンバーすべて日本人! いったいぜんたいここはどうなってんだ?
そして、始まったのは… クランチしてクラッシュする、エレクトロニカルなヘビーメタルっぽい音。
深夜の一連のマンガコーナーのサウンドトラック。ナイン・インチ・ネイルズ世代のJポップだ。
全身コスプレドレスに身を包んだ、要のキュートなNeokiはポータブルキーホードと共にマイクを握りしめ、忘れられないやり方で歌う。

聴衆の上を流れていく歌詞はすべて日本語、しかしそれはそう問題ではない。
それはサウンドでありフィーリングであり、カウントされアンフィーリングな要素(感じられない部分)をカバーしている。

ギターを弾きながら、Neoki(Nekoiの間違い 笑)の左、Ucchiは岩のように静止している。
映画ブレードランナーから来たのエキストラのように見える彼は、始終ギターの生と死を現し続けた。
Neoki右方の右、立ちジャンプし、ダンスするLoveless(Uenoyama)は並外れたパーカッショニスト。
エレクトロニックなドラムパッド、シンバル、タムタムとテルミン全てをエレクトロニックなビートで使いこなしテルミンをキュウキュウかき鳴らす。

超現実的バンド、PSYDOLL。ホントにまったく、サイドールだ。
CDレビュウ : I Psydoll (Planetghost)
~review by アンクルネメシス

話は2003年にさかのぼるが、私はセルフリリースされたPsydollのCD2枚、
The daughter of Dr.Neumann、A war in the Boxをレビュウした。
当時、地球上に住む者がこのバンドの片鱗を得ることができるだろう唯一の方法は、自分たちで日本のPsydollに連絡することだけであった。

しかし、現在、レーベルPlanetghostのおかげでPsydollの製品は、よりワイドに出現するだろう。
これら以前の2種類の手づくりによるリリースは、再びこの14トラックのアルバムとなった-つまり、君の人生にPsydollの栄光に満ちた摩訶不思議を取り入れないって話は、どこにもないという訳だ。

気前がいい新しいパッケージに包まれたPsydollの音楽の再訪は、もちろん大歓迎。(前回のバンドのオリジナル手づくりパッケージもかなり気前よかったけどね)
そしてもう一度、彼らがいとも自然にクリエイトした超現実的な世界への突入‥‥‥。

時々、PsydollはKraftwerkとMotorheadとの奇妙な儀式的マッチングのように聞こえ、また時にそれらは未来からのフォークシンガーのトルバドゥールのように聞こえる。
彼らの音楽言語は広く、彼らのアイデアは急流に跳ねる。
彼らはつきつぶし、混ぜ合わせられたエレクトロニクスを使い、つき上げられたギターを使い、デリケートなアコースティックとを使用し、音を歪めた状態で扱う残忍なスラブを使う。
時々、彼らは1曲のなかでこれらすべてのギミックを行う。

そして未だに、-そして常に、作業にはポップの感覚があり、それは事態が時にやかましく挑戦的でパンク風味になったりするにもかかわらず、君を快調なリフレインとか、キャッチーなサビから遠のかせることはない。
しかし、もしノイズがお好みなら、彼らはまたそれも持ち合わせているのだ。
だから、お気に入りのトラックが戻って来たのに乾杯しよう。

最初にリリースされたThe Daughter of Dr. Neumannの、ハープシコードのくるくると回るモチーフが特徴のStranglersサイバーパンク版'Faraway'に一発やられよう。

そして、荒々しいリフに、ボーカルが童謡みたいな押韻をもって宇宙からの電話のように入ってくる'Machinery Lemmings'があり、'03 に「誰かが睡眠薬でハイになってSkinny Puppyにイースター・パレードを依頼したような重い重い重ーいベースラインのロボットの聖歌マーチ」と私が説明した以外のなにものでもない(この記述は完璧だと思ってる)曲、'Theme For Psydoll'がある。

tunestackのやや下側に、私たちはトラックの中にもともとA War In The Boxに出現していた自分自身を見つける。
すべてはオリジナル版よりグルービーになっている。

PSYDOLL のより不可解なタイトルの1つ-'The Ship of Steel/The Screw of Glass Work' -このタイトルはごくわずかに分かりやすくなったのだが-'The Iron Battleship With The Screw Made Of Glass'(わずかにって言っただろ?)はそれでも、旋律自体はいつものように苦しいエレクトロ・バラードの雰囲気をもっている。

オルタナティブなバージョンの 'Theme For Psydoll'もここにある。
それは攻撃的なインダストリアルのリズムと、こぎれいでメロディアスなポップソングとの、栄光なる衝突である。
最初この奇妙な天才の片鱗に遭遇したとき、私は「まるでマドンナが突然狂気に陥ったその瞬間、 Laibachに彼女の次のアルバムを作るよう依頼したようだ」と言った。
さて、マドンナはいまだにそれをやってないけど、僕たちにPsydollがある今、だれがマドンナを買うのだろうか?

そして一つの新しいトラック…Napalm Deathが自動販売機の中に閉じ込めたみたいな感じで…狂っててすごくすてきな'Rose, Rose, Rose'がある。
強力なギターリフ、電子音、じゃんじゃんという音、クラッシュ、素頓狂なサンプル、そしてスピードフリーキーなビートの中で、Psydollはそれら全体を何とかポップスのように聞こえさせるお得意のトリックを見事やってのける。
トラックが停止してぱたんと閉まる時までには、君はなんでこの音楽がトップ40にないかなあなどと思っている自分に気がつくだろう。

この地球上ですくなくとも自分は、PSYDOLLはそうだぜって確信してる。
PSYDOLLの別の部屋、PSYDOLLがお世話になった人たち、Venue、…などへのリンクは、こちら。

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