PSYDOLLは2011年3月11日の東北関東大震災で被害を受けた地域に、少しではありますが義援金を送らせていただくことにしました。

具体的には、これまでにCD購入いただいた売上金のなかから、また今後PSYDOLLウェブショップにてリアルCDをお買い上げの場合30パーセント、iTunesamazon等データショップにてデータ買いをしていただいた売り上げの場合10パーセントを、日本赤十字社に送金させていただきます。

この募金は9月30日(赤十字募金締切日)まで続け、それ以降、赤十字が受付を延長するようであれば延長し続行するか、もしくは賛同できる復興のための団体を探して資金の提供をおこないます。

PSYDOLLの音や詩世界は、ファンタジーです。

私たちは漫画やアニメ、映画や小説のなかのSFを心から愛し、そういったファンタジーのなかから生まれ出た音楽をまとめ続け、演奏してきました。

東北関東大震災により、リアルはファンタジーを一瞬にして超え、粉々に打ち壊しました。

日本の再建という重大な課題をかかえたいま、ファンタジーによって生まれたバンドとして、過酷なリアルと闘うため、なにかの形で加担しなければいけないと考えました。

リアルにファンタジーが勝ち、平和で退屈な日常が再び戻り、ファンタジーがふたたび蔓延するそのときを、心より祈って。

PSYDOLL


-2012年3月31日-

北関東大震災からおよそ一年たったこの日、PSYDOLLは、宮城県石巻市、明友館に収益金を些少ではありますが寄付させていただきました。

明友館は地元の人々で結成された独立系のボランティア・グループです。
自らも被災した彼らは、仮設住宅をその本拠地と定め、常に被災地の政府の手の届かないところを優先して救助、援助にあたってきました。

政府のやり方は決して間違っているわけではないけれど、すべてを均等に平等に援助していくというやり方は、しばしば遅れをもたらし、その後手後手のやりかたは被災地の人たちの生活再建をカバーするには程遠い現状といいます。

PSYDOLLが身体改造ライター・ケロッピー前田氏の個展イベントで出会った松葉杖のカメラマン・シギー吉田さん
は、北関東大震災以降ひんぱんに被災地を訪れ、瓦礫を片付ける代わりに被災地の状況をずっと記録し、発表してきました。

彼との出会いにより、明友館の存在を知ったPSYDOLLは、震災以降の課題であった募金を託す先を明友館に決定しました。

PSYDOLLのCDや音源をお買い上げいただいた皆様、イベントに遊びに来てくださった皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

明友館のウェブには細かく支援に関しての記述があります。
活動や震災支援に興味を持たれたかたは、各自できる範囲で支援してあげちゃいましょう!